coLinuxのディスク容量を増やす

作業手順

  • ファイルの使用状況を確認します。
  • イメージファイルを作成します。
  • 設定ファイルを修正してcoLinuxを再起動します。
  • ファイルシステムext3 フォーマット。
  • cobd0の内容(coLinux本体)をcobd2へコピーします。
  • cobd2のファイルシステムをチェックします。
  • cobd2のサイズを変更します。
  • 設定ファイルを再度変更します。
  • colinuxを再起動します。
  • ファイルの使用状況を確認し、作業前と作業後のファイル使用状況を確認します。

ファイルの使用状況を確認

dfコマンドでファイルの使用状況を確認します。現在coLinux本体は /dev/cobd0 に存在しています。

[root@colinux]~% df -h
Filesystem          サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
/dev/cobd0            3.8G  2.9G  705M  81% /
tmpfs                  31M     0   31M   0% /dev/shm

イメージファイルを作成

codb2という新たな領域を作成するためにイメージファイルを作成します。今回は10GBの領域を確保したいので、10GBのイメージファイルを作成します。

Windowsコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行して下さい。ここではroot_fs_10gというファイルを作成しています。このファイルの容量は1GB(1073741824)X 10 です。

cd c:\Program Files\coLinux
c:\Program Files\coLinux> fsutil file createnew root_fs_10GB.img 10737418240

設定ファイルを修正してcoLinuxを再起動

設定ファイルに以下の項目を追加し、coLinuxを再起動します。

cobd2="C:\Program Files\coLinux\root_fs_10GB.img"

ファイルシステムext3 フォーマット。

/sbin/mkfs.ext3 /dev/cobd2

cobd0の内容(coLinux本体)をcobd2へコピー

dd if=/dev/cobd0 of=/dev/cobd2

※結構時間がかかります。

ファイルシステムをチェック

/sbin/e2fsck -f /dev/cobd2
/sbin/tune2fs -m 3 /dev/cobd2

リサイズ

/sbin/resize2fs -p /dev/cobd2

設定ファイルを再度修正し、coLinuxを再々起動

# cobd0="C:\Program Files\coLinux\fedora10.img"
root=/dev/cobd2

ファイルの使用状況を確認

# df -H

Filesystem          サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
/dev/cobd2            9.7G  2.9G  6.4G  32% /
tmpfs                  31M     0   31M   0% /dev/shm