MySQL、SVN、Tracをバックアップする(3)
運用しているサーバーの/backupに保存されているファイルを開発用で使用しているWindowsPCに保存します。
cwRsyncを使用してファイルを取得するバッチファイルを作成しておきます。そしてそのバッチファイルをWindowsのサービスに登録しておいて、Windowsを起動する毎にファイルを取得するようにします。
cwRsyncダウンロード
下記URLからダウンロードします。
http://sourceforge.net/projects/sereds/files/cwRsync/
今回ダウンロードしたバージョンは3.1.0です。
http://sourceforge.net/projects/sereds/files/cwRsync/3.1.0/cwRsync_3.1.0_Installer.zip/download
cwRsyncインストール
ダウンロードしたインストーラーを実行します。
秘密鍵と公開鍵を作成
WindowsXPでC:\Program Files\cwRsyncにcsRsyncがインストールされている場合
cwRsyncインストールフォルダへ移動
C:\>cd C:\Program Files\cwRsync\bin
パスフレーズなし鍵ペア作成
C:\Program Files\cwRsync\bin>ssh-keygen.exe -t rsa -N "" ← 空エンター
鍵が生成されている事を確認します。
C:\Documents and Settings\irc-tech\.ssh>dir
公開鍵セットアップ
既存ユーザーとしてログインできるようにします。すでにサーバー側に/home/ユーザー名/.ssh/authorized_keysが存在しているのでそれに下記を追記します。
from="win-client" ssh-rsa XXXXX…XXXXXXx
次に/etc/hostsに次の行を追記します。IPアドレスは各自それぞれのものを入力して下さい。
192.168.xxx.xxx win-client
バックアップ取得コマンド作成
C:\Program Files\cwRsync\cwrsync.cmdをC:\Backup\cwrsync.cmdへコピーしてファイルの末尾を次のように編集します。
REM ** CUSTOMIZE ** Enter your rsync command(s) here SET USER=fedora ← 追加(ユーザ名) SET SERVER=fedorasrv.com ← 追加(サーバー名) SET BACKUP=backup.tar.bz2 ← 追加(サーバーから取得するファイル名) rsync -avz -e ssh --delete %USER%@%SERVER%:/backup/%BACKUP% %SERVER%.%BACKUP% > cwrsync.log ← 追加(サーバーからファイルを取得)
バックアップ取得確認
作成したバックアップ取得コマンドをダブルクリックで実行します。
最初の一回目だけ次のように表示されますのでyes応答
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?
スタートアップに登録
C:\Backup\cwrsync.cmdのショートカットを作成します。
それを[すべてのプログラム]→[スタートアップ]の中にドロップします。